ドローン売却・譲渡前に必須のDIPS登録抹消手続き【2026年版】
こんにちは。DJI買取専門の宅配買取店「ドローンストック」を運営しております、株式会社ヴィンテージストック代表の草間です。
「ドローンを買い替えたい」「最近飛ばさなくなったので手放したい」——そう思ったとき、ふと気になるのが「機体登録をしたまま売ってもいいの?」という疑問ではないでしょうか。DIPS(ドローン情報基盤システム)の手続きと聞くだけで面倒に感じ、売却を先延ばしにしている方も少なくありません。ですが実際には、登録抹消の申請は手数料不要で、スマホから数分あれば完了します。本記事では、100g以上の登録済み機体を「売る・譲る・手放す」ときに必要なDIPS手続きの実務を、初めての方でも迷わないよう早見表とチェックリストで解説します。
結論:100g以上の登録済みドローンを手放す前には、DIPSで「譲渡(名義変更)」または「登録抹消(削除)」の手続きが必要とされています。
- 個人間で譲り、相手がそのまま使い続けるなら「譲渡(名義変更)」が基本
- 買取店への売却・廃棄・紛失は「登録抹消(削除)」が基本
- 抹消申請は手数料不要・スマホから数分で完結(2026年7月時点)
- 手続きを忘れると「登録上の所有者」のまま残り、トラブルにつながる可能性があります
ドローンを売る・譲る前に機体登録の手続きが必要な理由
対象は100g以上の登録済み機体——DJI Miniシリーズも含まれます
2022年6月以降、屋外で飛行させる重量100g以上の無人航空機には機体登録が義務付けられています(2026年7月時点)。DJI Mini 4 ProやMini 3 Proなど約249gのMiniシリーズも対象ですので、「小型だから関係ない」とはなりません。登録済みの機体を手放すときは、機体と一緒に登録情報の手続きも済ませる必要があります。
登録情報は「今の所有者」を示すもの
機体登録には所有者・使用者の氏名や住所が紐付いています。売却や譲渡をしても登録情報は自動では書き換わらないため、放置すると「実際の持ち主」と「登録上の所有者」がずれたままになってしまいます。航空法上、登録事項に変更があったときは事由があった日から15日以内に届け出なければならないとされており、手放す際は速やかな手続きが推奨されます。なお、登録制度そのものの全体像は法律・窓口・書類提出先の変更まとめで解説していますので、本記事では「手放すときの実務」に絞ってご案内します。
「譲渡(名義変更)」と「登録抹消」どちらが必要?使い分け早見表
手放すときのDIPS手続きは大きく2つあります。どちらを選ぶかは「その機体を、この先も次の人が同じ登録のまま使い続けるか」で考えると整理しやすくなります。
個人間で譲り、相手が使い続けるなら「譲渡(名義変更)」
友人や家族に譲って、相手がそのまま飛ばし続けるケースでは、所有者情報を新しい持ち主に変更する手続きが用いられます。国土交通省の案内では「旧所有者が抹消したうえで新所有者が新規登録する」方法と「所有者の移転手続きを行う」方法の2通りが示されており、一義的にどちらと決まっているわけではありません。譲る相手と事前にどちらで進めるか決めておくとスムーズです。
買取店への売却・廃棄・紛失は「登録抹消(削除)」が基本
買取店に売却する場合や、廃棄・紛失した場合は、旧所有者側で登録抹消(削除)を行うのが基本とされています。DIPSの削除理由には「登録無人航空機の売却、又は譲渡をしたため」という選択肢が用意されており、買取店への発送前に済ませておくのが一般的です。当店でも発送前の抹消手続きをお願いしています。
| ケース | 必要な手続き | 手続きする人 | タイミング |
|---|---|---|---|
| 友人・家族に譲る(相手が使い続ける) | 譲渡(名義変更)※抹消→新規登録でも可 | 旧所有者・新所有者の双方 | 譲渡から15日以内が目安 |
| 買取店に売却する | 登録抹消(削除) | 売る人(旧所有者) | 発送前が基本 |
| 廃棄・処分する | 登録抹消(削除) | 所有者 | 処分の前後速やかに |
| 紛失・水没などで機体が手元にない | 登録抹消(削除) | 所有者 | 判明後速やかに |
迷ったときは「次の人が同じ機体を使い続けるなら変更、誰も使わない・行き先が買取店なら抹消」と覚えておくとよいでしょう。判断がつかない場合は、DIPSのよくある質問やヘルプデスクで最新の取り扱いをご確認ください。
DIPSでの登録抹消(削除)手続き5ステップ【2026年7月時点】
STEP1:DIPS 2.0にログインし「登録機体の削除」へ進む
DIPS 2.0にログインし、機体登録関連のメニューから削除(抹消)の手続きへ進みます。IDやパスワードを忘れている場合は、先に再設定を済ませておきましょう。
STEP2:削除(抹消)する機体を一覧から選択する
登録済み機体の一覧から、手放す機体を選択します。複数の機体を登録している方は、登録記号や製造番号を機体本体と照合し、選び間違いがないか確認してください。
STEP3:削除(抹消)理由を選択する
「登録無人航空機の売却、又は譲渡をしたため」など、該当する理由を選びます。買取店への売却であればこの選択肢が該当します。
STEP4:内容を確認して申請する
機体情報と削除理由を確認し、申請ボタンを押します。抹消の申請自体に手数料はかからないとされています(2026年7月時点)。
STEP5:到達確認メールのURLを開いて完了
申請後に届く到達確認メールのURLを開くと、申請が受け付けられます。手続き完了の通知メールは、買取店から抹消済みであることの確認を求められる場合に備えて保存しておくと安心です。
手続きを忘れるとどうなる?想定されるリスク
「登録上の所有者」のまま残り、連絡や確認が来る可能性
抹消せずに売却すると、あなたが登録上の所有者のまま残ります。仮に次の持ち主が事故や飛行ルール違反を起こした場合、登録情報をもとにあなたへ連絡や確認が来る可能性があります。抹消し忘れがどのように扱われるかは状況によりますが、身に覚えのない件で説明を求められる事態は避けたいところです。実際にどのような違反が問題になっているかは逮捕・違反事例のまとめも参考にしてください。
新しい所有者が登録できず飛ばせない——双方が困るケース
前の所有者の登録が残ったままだと、新しい持ち主が自分名義で登録しようとした際に手続きを進められない場合があります。売った側・買った側の双方が困る事態を避けるためにも、手放すタイミングで手続きを済ませておくことが大切です。
リモートID搭載機を手放すときの注意点
書込済みの情報は削除したうえで譲渡することが推奨されています
登録記号などをリモートID機器に書き込んでいる場合、国土交通省のFAQでは、書込済みの情報を削除したうえで譲渡することが推奨されています。情報が残ったままだと、新しい所有者が再登録・再書込を行う際の支障になる可能性があります。DJI機ではDJI Flyなどのアプリから書込情報を操作できます。
DJIアカウント連携の解除・機体データの初期化もセットで
DIPSの手続きとあわせて、DJIアカウントと機体の連携解除、飛行ログなど機体側データの初期化も済ませておきましょう。アカウントに紐付いたまま手放すと、次の所有者がアクティベーションできないことがあり、査定や動作チェックに時間がかかる原因にもなります。
買取店に売る場合の実務——ドローンストックの宅配買取の流れ
発送前にやることチェックリスト
| チェック項目 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| DIPS登録抹消 | 削除(抹消)申請を完了させる | 完了通知メールを保存しておく |
| リモートID | 書込済み情報を削除する | 削除したうえでの譲渡が推奨 |
| DJIアカウント | 機体との連携を解除する | 解除漏れは査定遅延の原因に |
| 機体データ | 飛行ログ・個人情報を消去する | 初期化で対応 |
| 付属品 | プロポ・バッテリー・箱・ケーブル類をそろえる | 付属品の有無は査定に影響 |
| バッテリー | 膨らみがないか確認する | 膨張バッテリーは買取対象外 |
当店の宅配買取の流れ(全国対応・宅配のみ)
当店はDJI製品専門の宅配買取店です。査定のご依頼は、LINEまたは見積フォームから「機種名・写真・累計飛行時間」の3点をお送りいただくだけ。概ね1営業日以内に査定額を回答いたします。金額にご納得いただけたら、お客様にて梱包のうえご発送ください(梱包キットのご用意はありません)。機体到着後5営業日以内に動作チェックを行い、確定金額をご連絡のうえお振込みします。買取成立時の送料は当社負担、査定料・キャンセル料・振込手数料は無料です(査定NG時の返送料のみお客様負担)。おかげさまで累計買取実績131件(2018年〜2026年7月時点・当店買取記録より)、全国34都道府県からご依頼いただいています。初めての方は初めての買取ガイドと買取の注意点もあわせてご覧ください。
発送時の注意:膨張バッテリーは買取対象外です
リチウムバッテリーは輸送時の安全性の観点から、膨張・膨らみのあるものは一律で買取対象外としています。膨らんだバッテリーは同梱せず、お住まいの自治体や回収サービスの案内に沿って処分をご検討ください。本体・送信機・その他付属品は通常どおり査定いたします。機種ごとの買取相場の目安はDJI全機種の買取相場まとめで公開しています。
よくある質問(FAQ)
買取店に売るときは「譲渡」と「抹消」どちらの手続きが必要ですか?
買取店への売却では、発送前にご自身で登録抹消(削除)を済ませるのが一般的とされています。DIPSの削除理由にも「登録無人航空機の売却、又は譲渡をしたため」という選択肢があります。個人間で相手がそのまま使い続ける場合は譲渡(名義変更)が基本です。最新の取り扱いはDIPS公式サイトでご確認ください。
登録抹消(削除)の手続きに費用はかかりますか?
抹消(削除)の申請自体に手数料は不要とされています(2026年7月時点)。必要なのはDIPSアカウントと削除理由の選択のみで、スマホやパソコンから数分で申請でき、到達確認メールの認証まで済ませれば完了です。
抹消しないまま売ってしまいました。今からでも手続きできますか?
機体が手元になくても、DIPS上で削除(抹消)の申請は可能です。気づいた時点で速やかに手続きすることをおすすめします。放置すると、登録上の所有者として連絡や確認が来る可能性があります。操作で不明な点があれば、DIPSのよくある質問やヘルプデスクをご利用ください。
機体だけ売って送信機(プロポ)は手元に残す場合も手続きは必要ですか?
機体登録は100g以上の「機体」単位の制度のため、機体を手放すなら手続きが必要です。一方、送信機やバッテリーのみを売却する場合、機体登録の手続きは不要とされています。プロポの売り方はプロポ完全ガイド、その他の付属品はパーツ・アクセサリー買取の解説をご覧ください。
まとめ:手続きは5ステップ・手数料不要——済ませてから気持ちよく手放そう
「登録や3年ごとの更新が面倒だから、いっそ手放したい」という方も、抹消の手続き自体は5ステップ・数分で終わり、費用もかかりません。売却・譲渡の前にDIPSの手続きとデバイス側の後始末を済ませておけば、あとから連絡が来る心配なく、気持ちよく次のオーナーへ機体を引き継げます。本記事の内容は2026年7月時点のものです。制度や画面は変更される場合があるため、最新は国土交通省・総務省・DIPSなどの公式サイトでご確認ください。