DJI Mavicの歴史|折りたたみ革命からMavic 4 Proまでの10年【2016-2026】 - DJI 買取専門店 ドローンストック(ドローンストック)

DJI Mavicの歴史|折りたたみ革命からMavic 4 Proまでの10年【2016-2026】

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こんにちは。DJI買取専門の宅配買取店「ドローンストック」を運営しております、株式会社ヴィンテージストック代表の草間です。

2016年の秋、「本格的な空撮ドローンがリュックに入る」という、それまで考えられなかったことを実現した1台のドローンが登場しました。DJI Mavic Proです。あれから約10年。折りたたみドローンはすっかり当たり前の存在になり、2025年には最新フラッグシップのMavic 4 Proが登場しました。本記事では、Mavicシリーズ約10年の歩みを、買取店ならではの視点——「各世代がいま中古市場でどんな立ち位置にいるか」——を織り交ぜながら振り返ります。

結論:Mavicは2016年10月発売の初代Mavic Proに始まる「折りたたみ革命」のシリーズです。途中で生まれたMavic AirとMavic Miniはのちに「Air」「Mini」として独立し、Mavic本流は3世代・Classic・Proを経て、2025年5月のMavic 4 Proへと続いています。

  • 初代Mavic Proは2016年9月発表・10月発売。携帯性の常識を変えた1台
  • Mavic Air(2018年)とMavic Mini(2019年)は、のちに冠から「Mavic」が外れて独立シリーズ化
  • 現行フラッグシップはMavic 4 Pro(2025年5月発表・発売)
  • 当店ではMavic系52件(2018年〜2026年7月時点・当店買取記録より)と、最も多くご依頼いただいているシリーズです

Mavic以前——Phantomの時代と「持ち運べない」という壁

Mavicの歴史を語るには、まずその前の時代に少しだけ触れる必要があります。2010年代前半、空撮ドローンの代名詞はDJIのPhantomシリーズでした。白いボディに4本の固定アーム。誰もが思い浮かべる「ドローンの形」を作ったのはPhantomです。

ただ、Phantomには弱点がありました。アームが折りたためないため、持ち運びには専用のハードケースやバックパックがほぼ必須。「撮影のためにもう1つ大きな荷物が増える」ことが、空撮を仕事や趣味にする人たちの共通の悩みでした。Phantomシリーズの歩みについてはPhantom 4シリーズ買取ガイドで詳しくまとめていますが、この「持ち運べない」という壁こそが、Mavic誕生の伏線になります。

2016年、Mavic Proの衝撃——なぜ折りたたみが革命だったのか

2016年9月27日、DJIはMavic Proを発表し、同年10月に出荷が始まりました。4本のアームを折りたたむとペットボトルほどのサイズになり、それでいて4Kカメラ・3軸ジンバル・最大約27分の飛行時間・最大約7kmの映像伝送と、当時のPhantom 4に迫る性能を詰め込んでいました。

手のひらサイズの折りたたみドローンのイメージ
携帯性がMavicの革命だった——手に載るドローンのイメージ

重要なのは、Mavic Proが「小さいけれど性能は妥協した入門機」ではなかったことです。折りたたみと本格性能の両立。これが革命の本質でした。カメラバッグの隙間にドローンが入る——この体験が、空撮のハードルを一気に下げたのです。翌2017年8月には、静音プロペラと飛行時間を改善したMavic Pro Platinumがドイツ・ベルリンのIFAで発表され、初代の完成度をさらに高めました。

Mavic歴代 発売年表【一覧】

ここで、Mavicの名を冠した歴代機を発売順に整理します。のちに独立する派生系統(Air・Mini)も、Mavic名義だった時期のモデルは含めています。

発売時期モデル位置づけ
2016年10月Mavic Pro初代。折りたたみ革命の原点
2017年8月Mavic Pro Platinum静音・飛行時間を改善したマイナーチェンジ
2018年1月Mavic Air(初代)さらに小型の弟分。のちのAirシリーズの前身
2018年8月Mavic 2 Pro / Mavic 2 Zoom1インチHasselbladカメラ/光学ズームの2本立て
2019年11月Mavic Mini超軽量入門機。日本版は199g。のちのMiniシリーズの前身
2020年4月Mavic Air 2派生系統で「Mavic」を冠した最後のモデル
2021年11月Mavic 3 / Mavic 3 Cine4/3型Hasselblad搭載の第3世代
2022年11月Mavic 3 Classic望遠を省いた普及版
2023年4月Mavic 3 Pro / Mavic 3 Pro Cine3眼カメラの最上位
2025年5月Mavic 4 Pro現行フラッグシップ

※発売時期は国内外の発表・発売時期が情報源により異なる場合があります(2026年7月時点の整理)。

「Mavic」の名前のねじれ——AirとMiniが独立シリーズになるまで

年表を見て「あれ、Mavic AirやMavic Miniは、いまのAirシリーズ・Miniシリーズと何が違うの?」と思われた方も多いはずです。ここがMavic史の一番ややこしい、そして一番面白いところです。

2018年1月に登場したMavic Airは「Mavic Proより小さく、入門機より本格的」という中間ポジションの機体でした。2019年11月のMavic Miniはさらに徹底していて、海外版は249g、日本版は199gという軽さを実現します。この半端に見える数字には理由があります。海外の多くの国では250g未満、当時の日本では200g未満が規制上の区切りだったため、それぞれの基準を1gだけ下回る重量に仕上げたのです(なお日本では2022年6月以降、機体登録制度の基準が100g以上に変わっています)。

そして2020年4月のMavic Air 2を最後に、転機が訪れます。2020年11月に登場したMavic Miniの後継機は「DJI Mini 2」、2021年4月に登場したMavic Air 2の後継機は「DJI Air 2S」。どちらも冠から「Mavic」が外れました。ここでAirとMiniは正式に独立シリーズとなり、「Mavic」はフラッグシップの折りたたみ機だけを指す名前に整理されたのです。

つまり「Mavicの歴史」を正確に語るなら、本流(Pro→2→3→4 Pro)に加えて、AirとMiniの「Mavic名義時代」を前史として含める——本記事の年表がそういう構成になっているのは、この名前のねじれを解きほぐすためです。

Mavic 3世代の3兄弟——無印・Classic・Proの位置づけ

2021年11月に登場したMavic 3は、4/3型センサーのHasselbladカメラを搭載し、「折りたたみ機でここまで撮れるのか」と評価された第3世代です。この世代は約1年おきに派生が追加され、最終的に3兄弟の構成になりました。

都市上空を飛行するドローンのイメージ
旅行・日常の空撮を身近にしたコンパクト機のイメージ
モデル発表時期カメラ構成現在の中古市場での立ち位置(定性)
Mavic 3 / 3 Cine2021年11月2眼(メイン+望遠)発売から年数が経ち、値ごなれが進んだ世代
Mavic 3 Classic2022年11月1眼(メインのみ)「4/3型Hasselbladを手頃に」という立ち位置で中古でも人気
Mavic 3 Pro / 3 Pro Cine2023年4月3眼(メイン+中望遠+望遠)世代内最上位として比較的高値を保ちやすい

※発売時期は国内外の発表・発売時期が情報源により異なる場合があります(2026年7月時点の整理)。

それぞれの詳しい買取相場はMavic 3の相場ページMavic 3 Classicの相場ページMavic 3 Proの相場ページでそれぞれ解説していますので、お手元の機体がある方はそちらをご覧ください。

Mavic 4 Pro登場で何が変わったか——旧世代の中古市場の動き

2025年5月13日、DJIはMavic 4 Proを発表・発売しました。回転式ジンバルによる縦撮り対応など、シリーズ10年の節目にふさわしい進化を遂げた現行フラッグシップです。なお米国では関税の影響で発売当初は入手が難しい状況だったと報じられています(2026年7月時点)。日本では通常どおり発売されました。

買取店の視点で重要なのは、新型フラッグシップの登場が旧世代の中古市場を動かすという点です。一般論として、新型発表の前後は型落ち世代の売却が増え、相場も動きやすくなります。Mavic 3世代をお持ちで手放すか迷っている方は、売り時ガイドでこのサイクルの考え方を詳しく解説しています。Mavic 4 Proへの乗り換えを検討中の方は買い替えガイドも参考になるはずです。

当店のMavic系買取実績52件から見える実感

当店の累計買取実績131件(2018年〜2026年7月時点・当店買取記録より)のうち、Mavic系は52件(同時点・当店買取記録より)。Phantom系やInspire系を上回る、当店で最も多いシリーズです。ご依頼は全国34都道府県からいただいており、Mavicの普及の広さをそのまま映しているように感じます。

実感として多いのは、Mavic 2世代とMavic 3世代のご依頼です。「新型が出たので乗り換えたい」「使う頻度が減った」という理由が中心で、まさに本記事で振り返った世代交代のサイクルが、そのまま査定依頼の波になっている印象があります。初代Mavic Proのご相談も時折いただきますが、発売から約10年が経ち、動作状態やバッテリーの状態が査定の分かれ目になりやすい世代です。当店は「動作するDJI正規品」を対象としているため、故障・水没・墜落などで動作しない機体はお取り扱いできず、膨張・膨らみのあるバッテリーも安全上の理由から一律で買取対象外としています。年数の経った機体ほど、この点は早めのご確認をおすすめします。

Mavic系を売却する際の付属品の揃え方や査定の流れといった実用的な話は、Mavicシリーズ買取ガイドにまとめています。

よくある質問

初代Mavic Proの発売はいつですか?

2016年9月27日に発表され、同年10月中旬に出荷が始まりました。折りたたみ式の本格空撮ドローンの先駆けで、その後10年のスタンダードを作った1台です。

Mavic AirやMavic Miniは、いまの「Air」「Mini」シリーズと同じものですか?

はい、前身にあたります。Mavic Mini(2019年)の後継がDJI Mini 2(2020年11月)、Mavic Air 2(2020年)の後継がDJI Air 2S(2021年4月)で、このタイミングで冠から「Mavic」が外れ、それぞれ独立シリーズになりました。名前がねじれて見えるのはこの経緯のためです。

Mavic 3・3 Classic・3 Proはどう違いますか?

発表時期は順に2021年11月・2022年11月・2023年4月で、カメラ構成が2眼・1眼・3眼と異なります。無印はメイン+望遠、Classicはメインカメラのみの普及版、Proは3眼の最上位です。それぞれの買取相場の詳細は各機種の相場ページで解説しています。

Mavic 4 Proが出た今でも、旧世代のMavicは売れますか?

動作するDJI正規品であれば査定対象です。新型登場後は型落ち世代の相場が動きやすいため、手放すなら早めのご相談をおすすめします。なお、故障・水没・墜落などで動作しない機体、および膨張のあるバッテリーはお取り扱いできません。LINEまたは見積フォームから機種名・写真・累計飛行時間をお送りいただければ、概ね1営業日以内に査定額をご回答します。

まとめ——Mavicの10年と、これから手放す方へ

2016年のMavic Proが起こした折りたたみ革命は、AirとMiniという2つの独立シリーズを生み、本流はMavic 4 Proへと続いています。10年の歴史は、そのまま「いま中古市場に流通している世代の地図」でもあります。お手元のMavicがどの世代であっても、動作するDJI正規品であれば当店が査定いたします。

ドローンのカメラ・ジンバル部のイメージ
世代ごとに進化してきたカメラとジンバルのイメージ

Mavicシリーズの査定は宅配買取のドローンストックへ。お手続きは簡単です。LINEまたは見積フォームから「機種名・写真・累計飛行時間」の3点をお送りください。概ね1営業日以内に査定額をご回答します。査定料・キャンセル料・振込手数料は無料、買取成立時の送料も当社負担です(査定NG時の返送料のみお客様負担となります)。

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