DJI Care Refresh加入機を「売る・買う」ときの保証はどうなる?譲渡・引き継ぎ・中古保証をDJI買取専門店が解説
こんにちは。DJI買取専門の宅配買取店「ドローンストック」を運営しております、株式会社ヴィンテージストック代表の草間です。
「DJI Care Refreshにまだ保証期間が残っているけど、この機体を売ったら保証はどうなるの?」「中古で買ったDJI機の保証って、そのまま使えるの?」——査定のご相談をいただくなかで、保証の扱いについてのご質問はとても多くいただきます。売る側にとっては「保証残があるなら少しでも高く売れるのでは」という期待、買う側にとっては「保証が付いてくるなら安心」という期待。どちらもよく分かります。
ところが、この「保証の引き継ぎ」は思っているほど単純ではありません。今回は、DJI Care Refreshに加入した機体を売る・買うときに保証がどう扱われるのかを、DJI専門の買取店の立場から正直に整理します。なお、DJIの保証プランは規約・名称・条件が改定されることがあるため、本記事は2026年7月時点の一般的な考え方としてお読みいただき、最終的な取り扱いは必ずDJI公式サポートでご確認ください。
結論:DJI Care Refreshは「機体のシリアルナンバー(S/N)」と登録アカウントに紐づく有償の保証プランで、売買を通じて第三者へそのまま引き継ぐのは基本的に難しいとされています。
- Care Refreshは機体S/Nに紐づく有償・期間限定・条件付きのサービスで、誰でも自由に譲渡できるものではないとされています
- そのため、売却時に保証残が査定額へ上乗せされにくい傾向があります(残存保証を新オーナーの価値として換算しづらいため)
- 中古で買う側は保証は引き継げない前提で、本体そのものの状態・S/N・稼働状況を最優先に確認するのが安全です
DJI Care Refresh とは何か
DJI Care Refreshは、DJIが提供する有償の保証プランです。一般的には、対象機体を購入して一定期間内に加入し、期間内であれば定められた自己負担額を支払うことで、事故や破損した機体を交換品と取り替えてもらえる、といったサービスとして案内されています。飛行機やジンバル・カメラを扱う製品は、どうしても墜落や水没・衝突のリスクがつきまといますから、万一に備えて加入される方が多いプランです。
ここで押さえておきたいのは、Care Refreshが「その機体(S/N)のための保証」であって、「持ち主本人を守る保険」とは性質が少し違う、という点です。加入期間(1年プラン・2年プランなど)、交換回数の上限、対象となる損害の範囲などは製品・プランごとに細かく定められており、これらの具体的な仕組みや料金はDJI公式で確認するのが確実です。
DJIの保証プランは「DJI Care Refresh」のほかに「DJI Care Pro」など、製品世代によって名称・内容が改定されることがあります。本記事内の「Care Refresh」は、こうした有償保証プラン全般を指す一般的な呼び方としてお読みください。最新の名称・条件は必ずDJI公式サポートでご確認ください。
売るときの扱い——「dji care refresh 譲渡」は原則できないとされる理由
「dji care refresh 譲渡」「引き継ぎ」で検索される方が知りたいのは、要するに「機体を売ったら、この保証は買った人のものになるのか?」という一点だと思います。
結論から言うと、所有者が変わっても保証を丸ごとそのまま引き継ぐのは、基本的にはできないとされています。理由は前述のとおり、Care Refreshが機体のS/NとDJIアカウントに紐づいて管理されているためです。中古売買で持ち主(=登録アカウント)が変わると、保証を新しい持ち主のもとで問題なく使えるかどうかが不透明になります。
ただし、ここは正直にお伝えしておきたいのですが、案内が一本化されていない領域でもあります。販売店や情報源によって「第三者への譲渡は不可」という説明と、「S/Nに紐づくので特別な手続きなく機体とともに保証が残る場合がある」という説明が混在しています。どちらか一方を断言してしまうのはリスクが高いため、当店としては「引き継げないのが基本」という前提でご案内しつつ、実際の取り扱いはDJI公式サポートで個別にご確認いただくことを強くおすすめしています。
| 紐づく対象 | 意味 | 売買での影響 |
|---|---|---|
| 機体のシリアルナンバー(S/N) | 保証は特定の1台に対して設定される | 機体は移せても、保証の扱いはS/N管理に依存する |
| DJIアカウント | 誰が登録・加入したかが記録される | 持ち主が変わると保証の利用可否が不透明になりやすい |
| 加入期間・条件 | 有償・期間限定・条件付き | 期間が残っていても新オーナーが使えるとは限らない |
例外的に扱いが変わると案内されることがあるケース
一方で、条件によっては扱いが変わる、と案内される場面もあります。あくまで「そういう案内を見かけることがある」というレベルのお話で、断定はできませんが、たとえば次のようなケースです。
・機体が未アクティベート(まだ初回起動・登録をしていない)状態のまま譲渡される場合
・アクティベート直後の短い時間枠で持ち主が変わる場合
・DJIの修理・交換対応の直後で、保証の状態が更新されたばかりの場合
こうしたケースでは、通常の中古売買とは違う扱いになる可能性があるとされています。ただし、対象となる時間枠や条件の具体的な数値は製品・時期によって変わりうるため、本記事では明示しません。2026年7月時点でも案内が更新される可能性があり、ご自身の機体が該当するかどうかは、S/Nを添えてDJI公式サポートに直接お問い合わせいただくのが最も確実です。
だから「保証が残っているのに査定で加算されにくい」ことがある——買取店としての正直な話
ここが、DJI買取専門店として一番正直にお伝えしたい部分です。「care refresh 売却」を考えている方の多くは、「保証がまだ残っているのだから、その分プラスで評価してほしい」とお考えになります。お気持ちはとてもよく分かります。
ただ、これまで見てきたとおり、保証が新しいオーナーにそのまま移らないのが基本だとすると、買取店側は残っている保証を「次に売るときの価値」として計算に組み込みにくくなります。買い取った機体を次にお渡しする相手が保証の恩恵を受けられないなら、その保証は流通の場では価値になりにくい、というのが実情です。そのため、保証残があっても査定額に加算されにくい傾向があります。
では査定では何を見るのかというと、中心になるのは本体そのものの状態です。機種、外観のキズや使用感、正常に動作するか、累計飛行時間、付属品の有無——こうした「機体そのものの価値」が評価の軸になります。ちなみに当店は動作するDJI正規品を買取対象としており、故障・水没・墜落などで動作しない機体はお取り扱いしておりませんので、「保証で交換できるはずだから」という前提での査定にも対応していません。あくまで正常に動く機体を、その状態に応じて評価する、というのが基本方針です。
機種ごとの評価の目安は、状態やタイミングによって変動します。具体的な金額感を知りたい方は、DJI全機種の買取相場まとめや、相場が動く仕組みを解説した買取相場の仕組みもあわせてご覧ください。
売る前にやっておくこと
保証の扱いとは別に、売却前には機体と個人情報まわりの整理が必要です。最低限、次の2つは進めておきましょう。
| やること | 目的・ポイント |
|---|---|
| DJIアカウントの連携解除 | 機体と自分のアカウントの紐づけを外す。個人情報や登録情報を残さないため |
| 機体データ・アプリ設定の初期化 | 飛行ログ・キャッシュ・地図データなどを消去し、機体を出荷時に近い状態へ戻す |
| DIPS(機体登録)の抹消・譲渡手続き | 登録が必要な機体は、所有者変更に伴う手続きが必要になる場合がある |
アカウント連携解除や初期化の具体的な手順はDJI公式のガイドに従うのが確実です。また、機体登録(DIPS)の抹消や譲渡の手続きは保証とは別の話になりますので、詳しくはDIPS登録抹消・譲渡手続きの解説をご覧ください。はじめて売却される方は、初めての買取ガイドや買取の注意点もあわせて確認しておくと安心です。
中古で「買う」側の確認点——「中古 保証」を過信しない
ここからは中古でDJI機を購入する側の視点です。「中古 保証」で調べている方に最初にお伝えしたいのは、保証は引き継げない前提で本体状態を最優先に判断するという考え方です。
「Care Refresh加入済み」とうたわれていても、前の持ち主のアカウントに紐づいたままだったり、名義変更ができずご自身では使えなかったりする可能性があります。したがって、保証の有無を購入の決め手にするのではなく、次のポイントを実物で確認するのが安全です。
・S/Nの確認:機体・箱・登録情報のシリアルナンバーが一致しているか
・外観と稼働状態:キズ・使用感、正常に飛行・撮影できるか
・アカウント連携の解除:前オーナーのDJIアカウントとの紐づけが外れているか
・付属品と正規品であること:バッテリー(膨張していないか)、送信機、ケーブル類の有無
なお、「中古機に自分で新しくCare Refreshを後付け加入できるか」という点ですが、加入には未アクティベート、あるいはアクティベート後の一定期間内といった条件があるとされ、すでにアクティベート済みの中古機は新規加入できないことが多いとされています。加入可否や条件はご自身の機体のS/N・状態によって変わりますので、購入前にDJI公式サポートで確認しておくと失敗がありません。
よくある質問
Q1. DJI Care Refreshに入っている機体を売ったら、保証は買った人にそのまま引き継がれますか?
Care Refreshは機体のシリアルナンバーと登録アカウントに紐づく有償プランのため、第三者へそのまま引き継ぐのは原則できないとされています。ただし販売店や情報源によって「譲渡不可」という案内と「機体とともに残る場合がある」という案内が分かれており、当店として一律に断定はできません。実際にご自身の機体でどう扱われるかは、S/Nを添えてDJI公式サポートでご確認ください。
Q2. 中古で買ったDJI機に、あとからDJI Care Refreshに加入できますか?
加入には未アクティベート、またはアクティベート後の一定期間内などの条件があるとされ、すでにアクティベート済みの中古機は新規加入できないことが多いとされています。時間枠の具体的な条件は製品・時期で変わりうるため、加入可否と条件はDJI公式サポートで事前に確認するのが確実です。
Q3. 保証が残っている機体は、査定で高く買い取ってもらえますか?
保証が新しいオーナーにそのまま移らない前提だと、残っている保証を査定上の価値に換算しにくいため、査定額に加算されにくい傾向があります。査定の中心になるのは機種・外観・動作状態・累計飛行時間といった本体そのものの状態です。機種ごとの目安はDJI全機種の買取相場まとめをご覧ください(当店は動作するDJI正規品を対象としています)。
Q4. 売る前に、保証やアカウント周りでやっておくことはありますか?
DJIアカウントの連携解除と機体データの初期化を済ませておきましょう。手順の詳細はDJI公式ガイドに従うのが確実です。あわせて、登録が必要な機体はDIPSの登録抹消・譲渡手続きもご確認ください。いずれも動作する正規品であることが前提となります。