ARドローンとDJIファントムの比較 - DroneStock

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ARドローンとDJIファントムの比較

ここ最近、ドローン人気が凄まじいですね。2年前の2014年当時では、ここまで一般的になるとは全く思いもしなかっただけに、正直少し驚いています。

 

2014年のドローン・トピックスと言えば、私の中ではOK Goのミュージック・ビデオです。彼らのPVは毎回ユニークな構成なのですが、2014年にアップされた「I Won’t Let You Down」を見たときには、ドローンを使うとこんな動画が撮れるんだ!と、驚き、ドローン撮影などはどこか遠い世界の話だと思ったものでした。

しかし、それから約2年。今ではドローンの撮影はとても身近で一般的です。理由はいくつか考えられますが、やはり多種多様な商用アプリケーションの開発が、おそらく人気を得ている最大の理由でしょう。

 

アプリの開発会社は主に2つあります。一つは、一般人向けにARドローンのVer2.0をリリースしている「パロット」。

 

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もう一つは、愛好家の為に10万円超えのドローンファントム3」を販売しているDJIです。

 

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そこで今回は、その二つを簡単に比較してみました。

 

目次

 

  1. ビデオ
  2. GPS
  3. 遠隔操作機能
  4. 充電
  5. まとめ

 

 

1.ビデオ

近年のドローンにおいて最も重要な特徴は、高解像度のビデオ撮影が挙げられます。もちろん解像度が高ければ高いにこしたことはありませんが、HD以上あればクオリティー自体は低くはないでしょう。

 

そうした観点で見てみると、パロットARドローンもDJIファントム3も、両社ともにHDビデオカメラを搭載しています。ただ、ファントム 3は、Advancedには1080p HDカメラ、Professionalには4Kカメラを搭載。より鮮明で美しい映像を求めるならDJIファントムを選ぶべきでしょう。

 

2.GPS

ARドローンでは、GPS機能はオプションです。アマゾンで約12,000円ほどの「フライトレコーダー」を購入する必要があります。

このアプリ「フライトレコーダー」の素晴しい点は、操縦デバイスのマップ上で目的地をクリックし、高度と飛行速度を入力してGOボタンを押せば、ドローンが目的地まで最短距離で飛行することです。また、HOMEボタンを一回押すだけで、自律飛行して帰還します。

 

一方、DJIファントムでは、GPS機能や「帰宅」機能が初めから搭載されています。また、GPS と GLONASS を組み合わせれば、Phantom 3 は現在位置とユーザーとの関係を完全に把握し、より精密かつ正確な行動を可能にします。さらに、DJI GO アプリを介せば、ライブマップでカメラ位置をトラッキングし、離陸地点の記録もできます。これにより、指でタップするだけでドローンは手元に戻ってきます。

 

3.遠隔操作機能

2社の価格差は、操作性の違いが主な理由です。

 

パロットARは、フランスの研究者の協力を得て、パロットフリーフライトと呼ばれるiosとアンドロイド向けのアプリを開発。特にARパロット2.0はWiFi機能を有しており、スマートフォンやタブレットと接続できるだけでなく、HDビデオに映像を直接ストリーミングする事も可能です。

また、ドローンの操縦は携帯電話を前後左右に傾けるだけで行う事ができ、携帯ゲームの感覚で楽しめます。

 

一方、簡単で直感的な制御が特徴のファントム3。専用ボタンを使用することにより、「写真やビデオを撮影する」、「カメラを傾ける」、「機体を制御する」などが簡単かつ自然にできます。

 

4.充電

パロットの「ARドローン」とDJIの「ファントム」では、同じ距離を飛行する際に必要となる充電時間に差があります。

パロット製を25分充電して飛行した距離を、DJIファントムで飛行するには40分の充電が必要です。

DJIファントムは風の強い条件下でも優れた安定性を提供するため、パロット製に比べてやや重いからです。

 

とはいえ、ドローンの安定性に関しては、両社共に大きな問題ありません。また、交換部品はアマゾンで容易に購入可能です。

 

5.まとめ

ARドローンは3万円程度で購入が可能です。そして、GPSを用いたオートパイロット機能、予備のバッテリーやメモリーをUSBで補完するなど、いくつかの付加機能を追加していける仕様となっています。

 

受電時間:約90分

最大飛行時間:約12分

最大飛行速度:約18km/h

操縦可能距離:50m

 

フロントには1280×720画素/30fpsの高解像度で動画や静止画が撮れるHDカメラを搭載。広角レンズで記録でき(対角線画角92°)、動画の音声は無いが、H264圧縮の.MP4ファイルとして保存されます。
一方、ファントムはグレードがあるもののスタンダードの仕様は

 

重量:1216 g

最大上昇速度:5 m/s

最大下降速度:3 m/s

最大速度:16 m/秒 (ATTI モード、無風)

航行可能限界高度:6000m

最大フライト時間         :約 25分

 

カメラはSONY EXMOR 1/2.3”のセンサーを搭載。有効画素数は12.4Mpixel(総画素数は12.76Mpixel)、レンズは FOV94° 、20mm(35mm換算) f/2.8 です。

 

プロフェッショナルモデルでは、

 

重量 :1280 g

最大上昇速度:5 m/秒

最大下降速度:3 m/秒

最大速度:16 m/秒 (ATTI モード、無風)

航行可能限界高度:6000 m

最大フライト時間         :約 23 分

 

カメラはSony EXMOR 1/2.3” のセンサー搭載。有効画素数は12.4 M (合計ピクセル:12.76 M)。レンズはFOV 94° 20 mm (35 mm フォーマット同等) f/2.8、 ∞ フォーカス、最大静止画サイズは4000×3000。

 

ドローンは各社それぞれに特徴があります。ドローンを使って何を撮影したいか、どこへ行きたいか。それをしっかりと認識した上で、購入するドローンを決めることをおすすめします。

 

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